ミッション

常に自分の価値を高める努力を続け
その価値を地域社会に還元し
これからの世の中を逞しく邁進していくことのできる
人間力の高い人財を育成しよう

私たちは、女性アスリートのキャリアについて真剣に考える団体です。私たちが考えるキャリアとは、常に自分の価値を高め、その価値を世の中に還元していく行動過程を意味しています。まず、人生や生涯そのものを、一つのキャリア(ライフキャリア)と捉え、そこに「アスリートキャリア」という特別なキャリアを加えた「デュアルキャリア」の構築を目指しています。しかしながら、アスリートキャリアとは言うものの、特に女子サッカー界では、それが仕事と直結しない(プロとして生計をたてるのは難しい)ことも事実です。サッカー選手というキャリアだけではなく、同時に、高校年代から将来の生計のベースとなる仕事に関連するようなキャリア経験を積んでいくことが大切です。それは、単なる職場体験などに留まるものではありません。例えば、自分たちで会社をつくり、オリジナルの商品を開発し、販売していく過程で、マーケティングやプロモーション、収支計画などを学ぶといったリアルな経験です。こういった私たちの新しいチャレンジが、これからの世の中に新しい価値を生み、そして、日本スポーツ界の新たな道筋になることを切に願っています。

自分で考え、判断し、行動する。

寮生活を通し、まずはやるべきこと(寮内での最低限のルール)に対し、「自分で考え、判断し、行動する」という自主性を身につけていきます。「大人によって決められた多くの約束事を守る」といった規律に縛られた生活ではなく、最終的には、やるべきことを自分に課し、時には失敗を繰り返しながら、自らの責任で最も効果的な行動をとれるよう、自主性を超えた「主体性」に働きかけながら、選手たちの成長を促しています。

食事は、地元茨城の安全安心な美味しい食材を中心に調理し、朝食などスタッフの準備が難しい日は、地元の食堂と提携し食事を提供しています。選手たちは、みな自分が食べなければならない食事の内容と量を把握しています。また、毎朝、基礎体温と体組成を計測し、その日のコンディションやトレーニングの強度によって、自分で調整しながら食事を摂ることもできるようになってきました。

セルフマネジメントの大切さ

選手11人のうち、寮生活をしている選手9名は「つくば秀英高校」に通っています。うち6名は、難関大学を目指す特別進学クラスに在籍しています。地元出身の通学制の選手2名も、地元の県立進学校に通いながら活動に参加しています。まずは、きちんと学業とサッカーを両立させられるよう、時間の管理も含め、セルフマネジメントの大切さを伝えています。また、学校の勉強だけではなく、身の周りで起きている問題や地域の課題にも目を向け、「どうすれば周囲と調和しながら問題を解決していくことができるか」といった問題解決能力、ファシリテーションの能力の向上も目指しています。

「働く」ということ

私たちは、キャリア教育に力を入れて活動しています。育成年代の子どもたちは、将来ありたい自分の姿を想像し、そこに向け努力し、時にはリニューアルしながら、自己実現を図っています。その過程で、「自分の価値(できるようになる)」と「自己肯定感(できた喜び)」を高めながら成長しています。そうやって積み重ねた自分の価値を社会の中で役立てる行為を「働く」と言います。そして、私たちのような社会的に責任のある者たちが、子どもたちに働く意味、勉強する意味を伝え、より良い方向へ導いていく行為が「キャリア教育」だと考えています。

このキャリア教育を通じて、自分はどんな人間になりたいのか、どんな生き方をしたいのか、何を目指し、いつまでに、どのようにそれを達成したいのかを明確にしていきます。常に、自分がやりたいことと、できること、求められていることを照らし合わせながら、その3つが重なる分野で、生涯にわたる自分のキャリアを醸成していってほしいと考えています。

キックオフから終了まで、目の離せないハイテンポなサッカーの実現

男子と女子の一番の違いは、「スピード」と「パワー」です。走力もボールを蹴る距離も男子の方が上です。しかし、男女ともに同じ広さのピッチで競技が行われるため、どうしても女子のサッカーはゲーム展開がスローになってしまったり、球際での迫力が生まれにくくなってしまいます。そうすると、「観るサッカー」としての魅力がどうしても薄れてしまい、必然的にスタジアムに足を運ぶサポーターもなかなか増えず、リーグやチームの資金捻出も困難になり、一向に「プロの女子サッカー選手」が生まれにくい状況が続いてしまいます。

それでは、観客が目の離せないゲームとはどんなゲームでしょうか。その一つが、常に「ゴール」の予感がすることだと思っています。「ゴール」への期待感が、観客を魅了し続けることになります。そしてもう一つが、ピッチのあらゆる局面で、ボールを奪う・ゴールを守る・ボールを運ぶ・ゴールを奪うといったサッカーのアクションが起こり続けていることだと思っています。そういったハイテンポで目の離せないサッカーを実現すべく、女子サッカーにおける適切な距離間やアクションのスピードとパワーを持続・向上させるためのフィジカルトレーニングなどにも積極的に取り組んでいます。また、個人の成長を第一に考え、能力の高い選手は、つくばFCレディース(なでしこチャレンジリーグ)に参加し、サッカー選手としての活躍の場を創出しています。

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